こんにちは、ミホです。
本日は、人気PDF編集・変換ソフトPDFelement(PDFエレメント)をレビューしたいと思います。PDFelementを導入する方に少しでもお役に立てれば幸いと思います。
目次:
Part1、PDFelementとは
PDFelement(PDFエレメント)はWondershare社が開発したPDFファイル編集ソフトです。同社は動画編集ソフトFilmora、データ管理ソフトDr. Fone、動画変換ソフトUniConverter、動画写真修復ソフトRepairit、親コントロールアプリなどを提供しています。
PDFelementはAIを導入した強力なPDFファイル編集ツールです。PDFファイル編集のほか、PDFの作成や変換、結合、圧縮、署名、OCR(光学文字認識) などの機能を搭載しています。オールインワンのPDFファイルソリューションと言えるでしょう。それでは、早速導入方法を見てみましょう。
Part2、PDFelementの導入
2.1、PDFelementの対応OS
Windows Mac iOS Android |
PDFelement(PDFエレメント)はWindowsとMacで利用できるほか、アプリも提供しており、AndroidとiOSで利用することもできます。
2.2、PDFelementの導入
ここでWindowsとMac版を例としてご紹介します。AndroidとiOSアプリのダウンロードはGoogle PlayとApp Storeからインストールしてください。
1)PDFelementの公式サイトを開きます。
2)バナー部分の「無料ダウンロード」ボタンをクリックします。
3)ダウンロード完了したら、ダウンロードファイル(Windows:pdfelement-pro-setup-full5272.exe; Mac:pdfelement-pro-mac-full5272.dmg)をダブルクリックして、インストーラーを実行します。
4)Windowsパソコンの場合、プライバシーポリシーと使用許諾契約書を同意して、インストーラー画面の「インストール」ボタンをクリックします。インストールが完了するまで待ちます。
5)Macパソコンの場合、PDFelementのアイコンを右の「アプリケーション」フォルダーにドラッグすれば、インストールを完了します。
Part3、PDFelementの機能概要&使い方
PDFelement(PDFエレメント)はPDFファイルソリューションとして、多くの機能を搭載しています。具体的にどのような機能を搭載しているかを一緒にチェックしてみてください。
初めてPDFelementを使用する際に、クイックツールの設定を行うことができます。ここに使用頻度の高い機能を追加することができます。
3.1、PDF編集機能
PDFelementの編集機能では「すべてを編集」、「テキストを編集」、「画像を編集」、「リンクを編集」の四つの編集オプションを提供しています。
「テキストを編集」でテキスト、画像、リンクなどをPDFに追加することができ、PDFファイルを補足するときにとても便利です。
PDFelementの編集機能の使い方も非常に簡単です。テキストを追加したい場合は、まず「テキスト」をクリックし、次に追加したいところをクリックして、追加したいテキストを入力すればOKです。
そのほか、PDFファイルに透かし、背景、ヘッダーとフッター、ページ番号、ベイツを追加、編集、削除することができます。
3.2、PDF注釈機能
PDFelement(PDFエレメント)の注釈機能を使えば、PDFファイルにハイライト、テキスト、図形、ノート注釈、署名を追加したり、鉛筆で注釈を加えたり、テキストをマークアップしたり、スタンプを管理したりできます。
使い方も非常に簡単です。各サブ機能を利用する前に、対応するサブ機能のマークをクリックして、操作できます。
3.3、PDF変換機能
PDFelement(PDFエレメント)のPDF変換機能は、PDFファイルの作成とPDF形式を他のファイル形式に変換、PDFファイルを一括変換することができます。
PDFファイルの作成はファイルから、スキャナーから、クリップボードから、HTMLからの4つのオプションを提供しています。自由度はとても高いです。
また、PDFファイルの変換は多彩な形式への変換をサポートします。詳細は次の通りです:
PDFelementのPDF変換対応のファイル形式:
●PDF形式をWordへ変換
●PDF形式をExcelへ変換 ●PDF形式をPPTへ変換 ●PDF形式を画像へ変換 ●PDF形式をテキストへ変換 ●PDF形式をPDF/Aへ変換 ●PDF形式をEPUBへ変換 ●PDF形式をRTFへ変換 ●PDF形式をHTMLへ変換 ●PDF形式をHWPへ変換 ●PDF形式を画像ベースPDFへ変換 ●PDF形式をMarkdownへ変換 |
使い方については、変換したい形式をクリックすれば、チュートリアルに従って、簡単に変換できます。
また、もしほかのPDFファイルを変換したい場合は、右上の「ファイル」をクリックし、ローカルとクラウドのPDFファイルを追加できたり、新しいPDFファイルを作成することもできます。
3.4、PDF表示機能
PDFelement(PDFエレメント)のPDF表示機能はその名の通りで、PDFファイルを閲覧する際に、ユーザーの閲覧体験を向上させる機能です。
PDFelementのPDF表示機能では、画面をズームイン、ズームアウトで表示できたり、標準ズーム比を設定できたり、画面の背景をライトモード、ダークモード、目に優しいモード、洋書モードなど、読書の背景を設定することができます。
そのほか、AI閲読モードでフルスクリーンモード、AIサイドバー、コメントバーを提供し、読みやすさを向上させます。自動ブックマークはしおりを自動生成して、より流暢に読めるようにします。グリッド、ルーラー、ガイド線を追加して閲覧することもできます。
3.5、PDF整理機能
PDFelement(PDFエレメント)のPDF整理機能は、PDFファイルを回転表示したり、不要なページを削除したりできます。また、選択したページを抽出して新しいPDFファイルを作成したり、PDFファイルを分割したり、新しいページを挿入したりすることができます。
そのほか、提供されたトリミング機能で不要な部分をカットすることができ、サイズ機能ですべてのページを同一のサイズに統一するができます。PDFページの置き換え、ページラベルの設定、文書サイズのトリミングなど、PDFelementのPDF整理機能で簡単に行えます。
3.6、ツール機能
PDFelement(PDFエレメント)のツール機能は各種高度な機能が満載です。詳細を見てみましょう。
OCR処理とOCRエリア:PDFファイルをスキャンして、テキストに変換し、編集、検索することができます。
ファイルを結合:複数のファイルを1つのファイルにまとめることができます。
ファイルを比較:2つの文書を比較して、違いをハイライトすることができます。
PDFを圧縮:PDFファイルサイズを縮小して、PDFファイルを最適化することができます。
ファイルをフラット化:PDF上の注釈、フォームフィールド、レイヤーをフラット化できます。
PDF一括処理:PDFファイルを一括変換、一括圧縮、一括OCR、一括印刷など、ファイルをまとめて処理することができます。
AIツール:AIの能力を利用し、PDFファイルの内容を要約、校正、翻訳、Markdownに変換、または、AIで生成した内容を検出することができます。
3.7、フォーム機能
PDFelement(PDFエレメント)のフォーム機能で、テキストを追加できるほか、チェックボックス、ボタン、コンボボックス、リストボックス、プッシュボタン、画像、デジタル署名、日付を追加することができます。
3.8、PDF保護機能
PDFelement(PDFエレメント)のPDF保護機能はファイルの安全を保護するために、デザインされた機能だと思います。役立つ機能がたくさんあるので、詳細を見てみましょう。
暗号化機能:PDFelementのPDF暗号化機能は、PDFファイルにパスワードを設定することで、不正なアクセスを拒否することができます。
墨消しとしてマーク:PDFelementの墨消し機能は、PDFファイル上に消したいテキストやセクションを選択して、気軽に墨消ししてマークすることができます。
検索を墨消し:テキストを検索して、PDFelementで一括でテキストを墨消ししてマークすることができます。
文書に署名: PDFelementを使えば、PDFなどの文書にデジタル署名をすることができます。
署名の管理:文書に追加された署名をPDFelementで検証や削除することができます。
eSignをリクエスト:信頼性の高い簡単な署名をしてもらうために、ドキュメントを他のユーザーに送信できます。
どうでしょう、PDFelementは以上のすべての機能を1つにまとめて非常に機能豊富なPDF編集ソフトですね。
Part4、PDFelementの値段・割引情報
PDFelementは有料ソフトですが、一部の機能は無料で利用することもできます。また、登録すれば、一部の有料機能を7日間使用できます。まずは、無料体験版で体験してください。
PDFelementの値段
個人・法人向け
Win版/Mac版 | 1年間プラン | 永続ライセンス |
PDFelement 標準版 | 4,980円(税込) | 5,980円(税込) |
PDFelement プロ版 | 7,280円(税込) | 9,980円(税込) |
もし学生や教職員であれば、もっとお得な価格でPDFelementを購入できます。
学生・教職員向け
Win版/Mac版 | 1年間プラン | 永続ライセンス |
PDFelement 標準版 | 3,380円(税込) | 4,380円(税込) |
PDFelement プロ版 | 5,580円(税込) | 7,580円(税込) |
*Win版とMac版の価格は同じですが、お使いのパソコンのOSに応じて、購入しましょう。
グループとチーム向けのプランもあるので、詳細は公式サイトでご確認ください。
現時点で、PDFelementのキャンペーンを開催しています。料金はそのままで、同時に利用できるデバイスを無料で追加できます。
Part5、PDFelementの使用感
PDFエレメントを実際に使ってみて、感じた良いところとイマイチな所をまとめました。
良いところ:
1、機能はとても豊富です。PDFファイルの作成から、編集、注釈、内容の要約などをこれ1つに収めて、1本を買うと、他のPDF編集ソフトなどを導入しなくても十分に利用でき、コストパフォーマンスがとても良いと思います!
2、PDFエレメントのUIデザインは非常にユーザーフレンドリーです。ソフト画面上、ほぼすべての機能に関する分かりやすい言葉で機能を説明する文字が付いています。はじめてPDFエレメントを利用する方でも戸惑うことなく気軽に使えると思います。
3、一番大事なのは、日本語対応していることです。ソフト画面を日本語表示に設定できるほか、サポート側も日本語のサポートを提供しています。不明な点があっても、安心でしょう。
イマイチなところ:
1、PDFelementを毎回使うと、パソコンのスペックが上がることがあります。たくさんの機能を網羅していて、AIも導入されています。それが原因かもしれませんね。
2、OCR機能を使う際に、変換精度はあまり高くありません。例えば、日本語の「け」を「ft」に認識したり、0が〇になったりすることがあります。
3、ほかには特にありません。
Part6、PDFelementのユーザーレビュー
良い評判:
1、今までPDF編集ソフトとして、他のアプリケーションを使用していました。そのアプリケーションの期限が切れたタイミングで、複数のPDF編集ソフトを価格・使用できる内容・永久版であることを含めて比較・吟味しました。このPDFelementが価格設定も安かったので、まずは無料体験から始めてみました。無料体験だけでも、一般的なPDF閲覧はもちろん、文字の記入や削除等行えることがわかりましたが、編集後保存時にwondershareのマーク?のようなものが付けられるため、永久版で価格も安かったことから有料版を購入しました。購入後、CDが送られてきましたが、PC内へのインストールも説明書を見て行えばすぐに可能でした。有料版では、編集後保存時にwondershareのマーク?のようなものは付きませんでしたし、PDF編集に関してできないことは正直思い浮かばないほど十分なことができています。
2、お手軽にPDF編集ができるのが良い点。飲食店経営をしていると、昨今の物価高騰で頻繁にメニューの改訂が必要になり、その度に業者さんに依頼をするのは時間的にも経済的にもよろしくない。ということでPC作業の苦手な私ですが導入してみました。結論からいえば操作は簡単で、これなら誰でも使えるのではと思います。
3、直感的なインターフェースがとても気に入っています。どこにどのような機能があるのかを迷うことなく操作ができるのが特徴だと思います。特にPDFファイルの結合、分割については少ないクリック数で処理できる所が良いと思っています。
悪い評判:
1、PDFelementちょっと重いからPCのスペック上げてぇな
2、書類をPDF化しようと思ってPDFelementってソフト入れてみたけど、これがなかなか酷い、出力するのにアカウント作成が必要、でも無料版だと透かしが入る、pdfのアイコン勝手に書き換える、タスクトレーに変なアプリが常駐、アンインストールすると理由を聞いてくる、「あほしね」って書いて送った。
まとめ
PDFelement(PDFエレメント)は、PDFファイルの作成、編集、変換、圧縮、署名、OCR処理などの機能を備えた包括的なPDFソフトです。市販の多くのPDF編集ソフトよりも、機能が豊富です。それに、シンプルなユーザーインターフェースで、初心者から上級者まで、誰でも簡単に使えると思います。価格面でも、同類のPDF編集ソフトの中で、一番コストパフォーマンスが良いです。興味があれば、無料体験版から試してみましょう。