iPhoneやiPadのアクティベーションロックは、デバイスの盗難や紛失を防ぐための重要な機能です。しかし、中古のiPhoneやiPadを購入する際や、誤ってアクティベーションロックがかかってしまった場合は、ロックを解除する必要があります。ここでは、アクティベーションロックとは何か？設定する方法と解除する方法をご紹介します。
目次：
アクティベーションロックとは
アクティベーションロックは、iOS 7 から導入されたセキュリティ機能です。「探す」機能と緊密に連携し、「探す」機能がオンに設定すると、アクティベーションロックが自動的に有効になります。
iPhoneを完全にワイプしたり、工場出荷時にリセットしたりする際に、デバイスを再アクティベーションするには、元のApple IDとパスワードの入力が必要です。
この機能により、端末が盗難された場合でも、知らない人が勝手にデバイスを使うことができなくなります。設定しておけば、個人データの漏えいもある程度で避けられるでしょう。
それでは、アクティベーションロックを有効にする方法を見てみましょう。
アクティベーションロックを有効にする方法
Step1：iPhoneやiPadの「設定」アプリを選択し、開きます。
Step2：画面の上部にある「Apple ID、iCloud+、メディアと購入」セクションをタップします。Apple IDがサインインしていない場合は、Apple IDとパスワードを入力してサインインする必要があります。
Step3：画面下部の「探す」をタップして、「探す」をオンにします。
Step4：これで、アクティベーションロックが自動的に有効になりました。
アクティベーションロックは有効になっているかを確認する方法
設定が終わったら、アクティベーションロックがかかっているかどうかを確認しましょう。
前述のように、アクティベーションロックはiPhoneの「探す」機能と連携し、「探す」のオプションがオンになっていると、アクティベーションロックは自動的にかかります。アクティベーションロックが有効になっているかを確認するには、「探す」のオプション状態をチェックすればすぐに分かります。
また、Free iPhone IMEI checkerという海外サイトからアクティベーションのロックを確認することもできます。しかし、チェックする時、デバイスの15桁のIMEI番号が必要です。簡単な方法ですが、個人プライバシーを漏えいする心配もあるでしょう。
もし中古のデバイスを購入したら、iOSまたはiPadOS 15以降を搭載したデバイスがアクティベーションロックがかかっている場合、そのデバイスの電源を入れたり、スリープを解除したりした時に「iPhone は所有者にロックされています」画面が表示されると、アクティベーションが有効になっていると言う意味です。
iPhoneが盗まれたら、アクティベーションロックをどう有効にしますか？
iPhoneを紛失したり盗まれたた場合、別のデバイスを借りて、リモートで紛失したiPhoneをロックできます。具体的な操作方法を一緒に確認しましょう。
Step1：別のiPhone、iPad、Macなどのデバイスから「探す」アプリを開くか、iCloud.comにアクセスし、「探す」アプリを開きます。
Step2：「探す」アプリを開くと、自動的にデバイスのリストが表示されます。
Step3：「探す」アプリで紛失したiPhoneを選択します。
Step4：iPhoneの情報が表示されたら、「紛失としてマーク」、または「紛失モード」を選び、「有効にする」を選択します。
Step5：「紛失モード」を有効にすると、iPhoneはリモートでロックされ、アクティベーションロックが自動的にかかります。
Step6：紛失モードが有効になっている場合、連絡先情報（電話番号やメッセージ）を入力でき、iPhoneを拾った人に連絡することができます。
設定方法はとても簡単ですが、解除方法はどうなりますか？
設定時のApple IDやパスワードを覚えていれば、アクティベーションロックを簡単に解除できます。もしアクティベーションロックがかかっている中古のiPhoneを購入されたら、どうしますか？自力で解除できますか？もちろんです。この部分ではクティベーションロックの自分で解除する方法をご紹介します。
アクティベーションロックを解除する方法
方法1: 前の所有者のApple IDとパスワードを入力する
中古のiPhoneを購入した場合、前の所有者のApple IDとパスワードが必要になります。前の所有者に連絡を取り、Apple IDとパスワードの提供を依頼しましょう。
このApple IDとパスワードを使って、画面に表示された指示に従って「探す」をオフにして、アクティベーションロックを解除できます。
方法2: iCloudのWebサイトからリモートで解除する
iCloud.comのWebサイトからリモートでアクティベーションロックを解除できる場合があります。iCloud.comにに訪問し、ログインして、画面の上にある「すべてのデバイス」をクリックします。iCloudから削除するデバイスを選択して、「アカウントから削除」をクリックすることで、アクティベーションロックを解除できます。
ご注意：この操作を行うと、デバイス上のコンテンツなどを消去されます。
方法3: Appleサポートにお問い合わせする
アクティベーションロックを解除したい場合は、Appleのサポートに依頼するのも解除方法の1つです。この場合、iPhoneを購入する時の購入証明書やiPhoneのシリアル番号などの提示を求められています
方法4: 専用ツールを使う
上記の方法で解除できない場合は、AnyUnlockやTenorshare 4MeKeyなどの専用のツールを使うことで、アクティベーションロックを解除できる場合があります。
ここでは、AnyUnlockを例として、アクティベーションロックを解除する方法をご紹介します。
Step1：AnyUnlockを起動、「アクティベーションロックをバイパス」機能をクリックします。
Step2：USBケーブルでiPhoneをパソコンに接続します。iPhoneが認識されたら、以下の画面が表示されます。「開始」ボタンをクリックします。
Step3：アクティベーションロックを解除するには、デバイスを脱獄する必要があります。画面指示に沿って、「脱獄開始」ボタンをクリックします。
Step4：脱獄が完了すると、デバイスの情報が正しいか確認してから、「今すぐ開始」ボタンをクリックします。
Step5：これでアクティベーションロック解除のプログラムが始まります。解除完了まで、お待ちください。
注意事項：
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解除対応デバイスのバージョンはMacではiOS 12～iOS 16.5をサポートし、Windowsでは iOS 12 ～ iOS 16.4 (iOS 12.4.5および12.4.6を除く)をサポートするとそうです。
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デバイスをリセットしたり、設定アプリで Apple ID にサインインしないと公式サイトに記載されています。
アクティベーションロック解除に関する他の情報
Q: Apple IDのパスワードをを忘れた場合はどうしますか？
A: Appleのアカウントリカバリーページからパスワードをリセットすることができます。
Q: 第三者ツールは安全ですか？
A: サードパーティソフトの使用にはリスクがあり、データの紛失やその他の問題を引き起こす恐れがあります。AnyUnlockはApple/Microsoft認定開発者で、マルウェアが含んでいないことを100％保証すると公式サイトで宣言しています。
Q: アクティベーションロックは自分で解除できますか？
A: デバイスに関連付けられたApple IDとパスワードをご存じであれば、ご自身でロックを解除することができます。 そうでない場合は、Appleサポートにお問い合わせいただくことをお勧めします。
まとめ
iPhoneのアクティベーションロックを解除するには、前の所有者のApple IDとパスワードが必要となります。また、AnyUnlockなどの第三者ツールで自分で強制解除することもできます。中古のiPhoneを購入する際は、必ずアクティベーションロックの状態を確認しましょう。さらに、iPhoneの探す機能を活用することで、デバイスの紛失や盗難への対策にもなります。参考になれば幸いです。